大峰修行

昨日の夜に姫路を出発し、今日の未明より三重県の天川村にある大峰山と言うところに登ってまいりました

大峰山とは(簡単に言いますと)その昔仏教の修行のためにやってきた僧侶たちが切り開いた山とされ、その後も山岳宗教のメッカとして山伏たちの修行の場として今日まで栄えてきたそうです

広い意味ではその付近に広がる山脈一帯を大峰山と呼ぶことも多いそうですが一般的には山上ケ岳(1719m)の頂を大峰山と呼ぶそうですよ!

今回はひょんなことからこの大登登山(修行)に参加させていただいたわけですがさてどんな修行になるのでしょうか?

つたないブログですが日記風に綴ってみました(笑)

登山口でもある大峯大橋(清浄大橋)のふもとの駐車場に到着した御一行は早速めいめいの身支度をすませ深夜0時30分ごろには登山を開始!

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真っ暗で何も見えない登山道をヘッドランプのあかりだけを頼りに進んで行きました

最初の感想としましては『大峰山と言ってもこれくらいなもんかいな』と事前に予想していた山道とは全然違う平凡過ぎる山道に少し物足りなさを感じておりましたが、、、

なんのなんの、山の中腹を過ぎたころからは鎖場のようなものも現れそれなりに過酷さのほどが増してまいりました

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睡眠不足と披露の蓄積が原因なのでしょうか?

いや、先ほどまで満天の星空だった天気が急変したのが原因なのでしょうか?

最後の山小屋を出発したころにはメンバーの口数もだんだんと少なくなり黙々と前進する姿だけが印象的だったように思います

視界も最悪を極め5m先を進む人の姿さえ見失ってしまうほどのガスがたち込めておりました

なので山頂で見る予定であった御来光もこの通り。。。

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御来光の『ご』の字も拝むことなく早速カップヌードルをすすらせていただきました(笑)

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この後は(私の勝手な予定ですが)山頂付近でしばし休息をとり下山の準備に取り掛かるもんだと思ってましたら・・・

突然遠くから『は~い今回はじめての人は裏行に行ってくださいね~』ですと!

『裏行』とは新客さんに用意されている大峰山の修行の一種!

噂には聞いておりましたがやっぱり私も参加しないといけなかったのね。

結局何の選択肢も与えられないまま先導のおにーちゃんに連れられ行場まで来てしまいました(笑)

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詳しいことはよくわかりませんがこの裏行には女性の子宮に見立てた岩をくぐり抜け、数々の難所をクリアしてまた現世に戻ってくれば「再生」を果たすという意味があるみたいですよ

要は『まっとうな人間になって帰ってこい』と言う意味ですね!私はもともとまっとうな人間なので修行をする必要はないのにね(チガウか笑)

さて冗談はさておき行場を進んで行くにつれことの重大さがわかってまいりましたよ

当初は修行と言っても安全が第一!

いわばお客さんでもある我々にそんな危険な目にあわせることなどないよな、と超安気に考えておりましたら・・・

そんなことはなかったのね(涙)

次々と待ち受ける試練が我々を待ち構えておりました

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写真はその行場の一つなのですがご覧のように命綱もなければ転落防止用のネットもなし、親綱もなければ安全帯もない岩場を自分の手と足だけを頼りに突き進んでいきます

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先導のにーちゃんは涼しげな顔で『はい皆さん気を付けてくださいね!ここは数年前落下事故があり大けがをされた行者さんがドクターヘリで搬送されたところです』なんて、励ましているのかビビらしているのかわからないようなことを口走っておりました

でもケガで済んだら儲けもんですよね

下の写真なんて平等岩と言って断崖絶壁にある三角岩の周りを命綱なしで回り込むんですもんね

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今日は曇りで下がよく見渡せませんでしたが、万が一転落したら軽く数百メートルは真っ逆さまだそうですよ

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なんだかんだ言いながらも結局無事裏行を終えまっとうな人間へと生まれ変わることができたのですが、こんな怖い思いをしたのは久しぶりのような気がします

生半可な気持ちで臨むとまさに命とりですね

三点支持を心がけ一歩一歩慎重に進んで行きました。。。

宿坊に戻ると先輩行者たちから『よく頑張った!』とお褒めの言葉をいただきましたが、次に出た言葉には耳を疑いましたね(笑)

『さあ今度は「のぞき」行ってみよか!』ですと

「のぞき」とは言わずと知れた大峰修行の目玉中の目玉

断崖絶壁の上より命綱一本で吊り下げられ(はしないけど)眼下に見える御不動さんを覗き見るというそれはもう怖い怖い修行のひとつ

ここはひとつ腹をくくって、、と気持ちを落ち着かせながらのぞき場へと進んでまいりますと、、、

な、なんと!今日は修行をしてくれるおっちゃんたちが居ないではないですか!!

心の中では「ラッキー~♪」とつぶやきながらも言葉では「あ~せっかく楽しみにしてたのに~」と一応残念そうにつぶやいておきました(笑)

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せっかくなので記念撮影をパシャリ~☆

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「来年は必ずチャレンジします」と強い決意を固めたふりだけをしておきました(笑)

さあそうと決まれば後は下山するだけですね♪

マイナスイオンをたっぷりと感じながら
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早朝より登ってこられる行者の方たちと「よーお参り」と挨拶を交わしながら
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昨日の夜は全く見えなかった景色を楽しみながら各々のペースで下山して行きました

その後はふもとの宿屋さんでひとっ風呂!

疲れきった体を癒すべくしっかりとアルコールをチャージしておきました(笑)

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我々が下山して間もなくしたころゲリラ豪雨のような雨が降りだしておりましたが、山中の人たちは大丈夫だったのでしょうか?

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ガスで御来光が見えないと嘆くよりも、この大雨に降られなかったことを喜んでおきたいと思います

お世話になった同伴者の方々、本日は本当にありがとうございました!